慣らし保育の目的は?子どもが安心して過ごすための大切な期間
新年度が始まり、子どもが保育園や幼稚園に入園した家庭も多いでしょう。一般的にはいきなり長い時間を園で過ごすのではなく、園に慣れるための「慣らし保育」という期間が設けられます。
「慣らし保育って何?」
「何のために慣らし保育をするの?」
初めて子どもを園に預けるママやパパはそんな疑問が湧いてきますね。今回は慣らし保育について解説します。
慣らし保育とは?
慣らし保育とは、保育園に入園する子どもが、園の雰囲気に慣れるための期間です。一般的に1〜2週間程で設定されています。慣らし保育期間中は保育時間が短く、ママやパパも一緒に園にいる時間が設けられることもあります。慣らし保育期間中に保育園の先生と密にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことも大切です。
どうして慣らし保育をするの?
慣らし保育をする目的は主に3つあります。
1、子どもが園に慣れるため
今まで家庭で家族と暮らしていた子どもにとって、新しい場所で長時間ママやパパと離れて過ごすのは不安でしかありません。園が安全な場所だと認識するにも時間がかかります。保育士が温かく接していくことで、園が安心できる場所だと理解できるようになるのです。他にも、慣らし保育は新しい生活リズムに慣れるための時間にもなります。
2、保育士が子どもに慣れるため
慣らし保育は保育士にとっても、子どもや保護者との信頼関係を築く重要な期間です。保育士は子どもの性格を少しずつ知り、一人ひとりに合わせた保育ができるように関係を構築していきます。また、通常保育になると保護者も仕事が忙しくなり、コミュニケーションが取りにくくなることもあります。慣らし保育の間によく話をして、保護者のことをよく知るチャンスでもあるのです。
3、親が園に慣れるため
ママやパパも慣らし保育の間に新しい生活リズムを整える必要があります。子どもの登園時間や降園時間に合わせて会社や家事のルーティーンを見直します。また先生たちとコミュニケーションを取ったり、園のルールやマナーなどを知っておきましょう。子どもに対する不安や問題点も、慣らし保育の間に保育士に相談しておくといいでしょう。
まとめ
慣らし保育は子どものためだけでなく、保育士や親にとっても大事な期間です。これから長く続く園生活をより良いものにするためにも、積極的に園と関わっていきましょう。
次回は慣らし保育のスケジュールや親の職場復帰について解説します。