【赤ちゃんのうつ伏せ遊び】いつからできる?どうやって遊ぶ?メリットと注意点
生後1ヶ月を過ぎると始められるうつ伏せ遊び。
「うつ伏せをやらせてみたいけど、ちょっと怖い」
「どうやって遊ばせたらいいの?」
初めて育児をするママは、こんな気持ちもよぎるでしょう。
しかし、赤ちゃんのうつ伏せ姿勢には、多くのメリットがあることを知っていますか?
成長に必要な筋力が発達するほかに、頭の変形を防いだり深い呼吸を促したりする効果があります。
アメリカでは「タミータイム」と呼び、うつ伏せ姿勢の時間を推奨しているほど。
今回はうつ伏せ遊びの楽しみ方や効果、注意するポイントについて紹介します。
1日に数分うつ伏せの時間を取り入れて、赤ちゃんの成長をサポートしましょう。
うつ伏せ遊びはいつからできる?
うつ伏せ遊びは生後1か月ごろから始められます。
この時期の赤ちゃんはまだ首がすわっておらず、自分の体を支える力もありません。
赤ちゃんをゴロンとうつ伏せにさせるだけでも、ヒヤヒヤするママもいるでしょう。
まずはママが仰向けになって、赤ちゃんをお腹の上にうつ伏せで乗せると始めやすいですよ。
ママの鼓動が聞こえて落ち着く赤ちゃんも多いです。
ただし、嫌がったり泣いてしまう場合は、むりに始めようとする必要はありません。
ママと赤ちゃんができそうなタイミングを見計らって始めてくださいね。
うつ伏せ遊びの楽しみ方
うつ伏せ遊びにはさまざまな楽しみ方があります。
- ママのお腹の上に乗って揺れる
- 膝を曲げて乗せて飛行機遊びをする
- おもちゃやボールを横切るように転がす
ちょっとした変化をつけるだけでも感覚や視点が変わり、赤ちゃんにとっては初めての経験となります。
ママが楽しむことが何よりも大切です。
優しく話しかけてコミュニケーションを取りながら楽しんでくださいね。
うつ伏せ遊びのメリット
運動能力や筋肉が発達する
うつ伏せ遊びのメリットの1つは、運動能力や全身の筋肉が発達することです。
うつ伏せで頭を持ち上げたり、向きを変えたりする運動は赤ちゃんの首や肩、背中の筋肉の発達を促します。
0歳から1歳になるまでに、首すわり・おすわり・ハイハイ・つかまり立ちなど、身体的な成長が著しい赤ちゃん。
うつ伏せ遊びをすることで筋肉やバランス感覚が鍛えられ、成長を次のステップへと導きます。
運動量が増えて疲れやすくなるため、よく寝てくれることもメリットといえるでしょう。
頭の変形を予防する
うつ伏せ姿勢にすることで、頭の変形を防ぐこともメリットのひとつです。
仰向けですごすことが多い赤ちゃんは後頭部が平らになりやすく、頭の形に悩むママも多いのではないでしょうか。
1日に数回、2~3分程度のうつ伏せを取り入れることで、頭の変形や向き癖がつくのを予防できますよ。
呼吸器が発達する
うつ伏せの状態は呼吸が促されるため、呼吸器の発達につながります。
うつ伏せは背中が圧迫されず肺が横に広がりやすくなり、呼吸が深くなります。
体力の向上だけでなく、健康面にいい影響があることもうつ伏せ遊びのメリットといえるでしょう。
感覚が刺激される
うつ伏せ遊びは触覚や視覚などの感覚を刺激します。
- 直接感じる床の感触や温度
- 視界が変わって違う角度から見える世界
- 体全体がゴロンと転がる動き
- 足が宙にうく浮遊感
感覚が刺激されると脳や心の発達にもつながります。
赤ちゃんの感覚的な発達が、日々の成長につながります。
うつ伏せ遊びをするときの注意点
赤ちゃんから目を離さない
うつ伏せ遊びをするときは、鼻や口がふさがらないように、かならず赤ちゃんの近くで見守りましょう。
その場を離れるときは、赤ちゃんを安全な場所に移動させ、仰向けで寝かせてください。
たとえ短時間でも、うつ伏せのまま目を離さないことが大切です。
柔らかい布団では行わない
窒息のリスクを避けるために、柔らかい布団では行わないようにしましょう。
柔らかい布団やクッション、枕に顔が埋もれてしまうと、鼻や口がふさがりやすくなります。
とくに首すわり前は要注意。
安全にうつ伏せ遊びをするためには、硬さのあるマットの上がおすすめです。
うつ伏せが苦手な赤ちゃんの対処法
うつ伏せが苦手で泣いてしまう赤ちゃんもいますが、あまり心配しなくても大丈夫です。
まずは以下の対処法を行ってみましょう。
- 赤ちゃんがリラックスしている時にやってみる
- 1分できたらOK!
- 目の前に好きなおもちゃを置いてみる
- 頭と両腕の下にタオルやクッションを置いてみる
笑顔で優しく声をかけながら行うことが大切です。
むりにさせる必要はありません。
赤ちゃんのペースに合わせて徐々に慣れさせてあげましょう。
親子で楽しみながら、赤ちゃんがうつ伏せに慣れていくようにサポートしていきましょう。
まとめ
赤ちゃんのうつ伏せ遊びには発育に大切なメリットがたくさんあります。
赤ちゃんのペースに合わせて、楽しみながら取り組んでみてくださいね。
安全な環境の中でかならず近くで見守り、優しく声をかけながら楽しく行いましょう。