産後のママはいつまで安静が必要?産褥期に気を付けるべきこと
長かった妊婦生活が終わり、いよいよ始まる赤ちゃんとの生活。
待ちに待った我が子との生活は幸せいっぱいです。
しかし、産後のママのからだは出産によって大きなダメージを受けています。
からだを回復させる近道は、産褥期(さんじょくき)と呼ばれる産後6~8週間を安静に過ごし、無理をしないことです。
今回は、産後のママに向けて産褥期に気を付けたいことを3つ紹介します。
産褥期を無理なく過ごしてからだの回復を早め、赤ちゃんとの生活を楽しみましょう。
産褥期とは?いつまで続くの?
産褥期とは、出産後のからだが妊娠前の状態に戻るまでの期間のことです。
産褥期は大きくなった子宮が収縮したり、ホルモンの分泌量が変わったりするため、からだの状態は不安定。
個人差はあるものの、産後6~8週間までは無理をせず安静に過ごすことが大切です。
産褥期に気を付けるべきこと3選
激しい運動やダイエット
産褥期の激しい運動や、無理なダイエットは禁物です。
出産によって骨盤付近の靭帯や筋肉が大きなダメージを受けているため、運動はからだに負担がかかります。
しかし、妊娠期間で体型が大きく変化したママにとって、元に戻るのか不安になるもの。
体型が気になる人は、産褥期を終えてからかんたんな体操やストレッチなどのゆっくりした運動からはじめましょう。
からだの冷え
産褥期は水仕事はなるべく控え、体を温めることが大切です。
女性はもともと冷えやすいですが、ホルモンバランスの変化により産後のからだはさらに冷えやすくなります。
からだが冷えることで血流が悪くなり、産後の回復が遅れることも。
産褥期は水を使うことを控え、からだを冷やさないように意識しましょう。
長時間のおでかけ
体力を消耗する長時間のおでかけも、産褥期のあいだは控えましょう。
出産で開いた骨盤が元に戻っていないため、長時間歩くことはからだに負担がかかります。
また、ママだけでなく赤ちゃんにとっても長時間のおでかけは体力を消耗します。
1ヶ月検診が終わってから、近所へお散歩やお買い物など短時間の外出からはじめましょう。
まとめ
産褥期と呼ばれる産後6〜8週間までは、からだの冷えや負担に気を付けることが大切です。
自分で思っている以上に、からだは出産で大きなダメージを負っています。
それでも、里帰りが厳しい場合などは、日常生活を営むだけでも動き回らなければいけないですよね。
次回は産褥期を無理なく乗り越えるコツを紹介しますので、ぜひごらんください。