妊娠中に葉酸はどれだけ必要?役割と効果について
妊活中の人や、すでに妊娠をしている人にとって、葉酸は大切な栄養素と言われています。
しかし実際、カルシウムやタンパク質などと比べたら、葉酸について知っている人はそれほど多くないでしょう。
「どうして葉酸は胎児にいいの?」
「葉酸はいつ、どれだけ接種すればいい?」
今回の記事では、そんな疑問にお答えします。
葉酸の正しい知識をもって、適正に摂取しましょう。
葉酸とは?
葉酸は水溶性ビタミンB群の1種で、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助けるビタミンです。
細胞分裂や遺伝子の合成に重要な役割を話します。
妊娠初期には胎児の神経管形成に欠かせない栄養素として知られています。
貧血になりやすい妊婦にとっては、貧血予防としても必要な栄養素です。
葉酸を摂取するタイミングは?
葉酸が最も効果的に胎児に影響するのは、妊娠前〜妊娠8週目頃までと言われています。
妊娠8週目というのは、妊娠が分かってから8週間ではありません。
妊娠週数は生理周期をもとに計算しますが、妊娠が発覚する頃にはすでに妊娠4〜7週目頃に入っているのが一般的です。
妊娠前から葉酸を接種するのが望ましいと言われている理由はこのためです。
ただし、葉酸はタンパク質やミネラルと同じ大切な栄養素なので、妊娠の時期だけでなく日頃から摂取するように心がけましょう。
葉酸の適切な摂取量は?どんな食材に含まれる?
妊娠初期の女性が必要な葉酸の摂取量は1日400ugです。
数字では分かりづらいですが、茹でたほうれん草約300gや、煮た大豆約180gと、かなり多めです。
食事で摂りきれない場合は、サプリメントの活用も効果的ですよ。
葉酸を多く含む食材は以下の通りです。
・アボカド
・ほうれん草
・レバー(牛・豚)
・アスパラガス
・ブロッコリー
・ピーマン
・大豆
どれも手に入りやすく、調理しやすい食材ばかりなので、積極的に摂取しましょう。
まとめ
葉酸は胎児の成長を助けてくれる栄養素として重要な役割があります。
妊娠を希望する人や妊娠中の人は、積極的に摂取することを心がけましょう。
とは言え、何でもやりすぎは禁物。
正しい知識を身につけて、適切な量を接種してくださいね。