立ち会い出産する?しない?夫と事前に確認しておくべきこと
コロナ禍前の2019年は立ち会い出産を行う割合が7割にまで伸びました。立ち会い出産が当たり前になってきた現代ですが、中には「立ち会い出産をして後悔した」や「最初から立ち会い出産は望まなかった」という声もあります。旦那さんに出産に立ち会ってもらうべきかどうか、悩みますよね。
「立ち会い出産はやるべき?」
「夫には何をやってもらえばいいの?」
と考えている方はぜひ参考にしてください。
立ち会い出産のメリットとデメリット
立ち会いをする人の半数以上が夫です。夫が出産に立ち会って産後に後悔しないよう、立ち会い出産のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
①出産の大変さを理解してもらえる
夫は当事者ではないため、どうしても妊娠に対して理解が足りない場面があります。しかし、そんな夫にも最大の山場である出産に立ち会うことで、子どもを産むことがどれだけ大変かを理解してもらえます。
②命が生まれる瞬間を夫婦で分かち合える
我が子が産まれる瞬間に立ち会えるのは一生に一度だけです。家族の大きなイベントを一緒に体験することで、夫婦の絆が強くなります。
③精神的にリラックスできる
陣痛中、助産師はずっと側にいてもらえません。立ち会いがない場合は病室で一人で陣痛に耐えることになります。とても過酷な状況で夫が隣にいてくれるのは、精神的にとても安心できます。
デメリット
①恥ずかしい姿を見られる
出産は壮絶です。理性を失う場面も多いです。誰にも見せたことない顔や声をさらけ出すことになります。親しき仲にも礼儀ありという考えを大切にしている夫婦の場合だと、難しいかも知れません。
②汚物や臭いが気になる
陣痛中に嘔吐したり、息むタイミングで排尿や排便することもあります。破水した時の羊水は生魚っぽい臭いがします。医師や助産師にとっては見慣れた光景ですが、男性によっては引いてしまうかも知れません。
夫に何をしてもらえばいい?
残念な話ですが、いまだに立ち会い出産を「出産の見学」と捉えている男性がいます。立ち会い出産は妻の出産に夫も全力でサポート役として参加することです。ですが、夫側の本音には「何をすればいいかよく分からない」という声もよく聞きます。立ち会い出産を後悔したくないなら、女性も事前にどんなことをしてほしいかを夫に話しておきましょう。
お産の進行を理解してもらう
お産の長さは人それぞれです。一般的には初産で14時間と言われています。しかし、中には4時間ほどで出産する人もいれば、20時間以上かかる人もいます。平均的な時間で良いので事前に夫に伝えておきましょう。事前に知ってもらうことで「あとどれだけかかるの?」なんて心無い言葉を聞くことはなくなります。
痛い時にさすって欲しい所を的確に言う
陣痛の痛みが強いときは、主に背中や腰をさすってもらったり、お尻の付け根辺りを押してもらいましょう。しかし、どうすれば楽になるかは人それぞれです。痛みに耐えながら指示するのは難しいでしょうが、的外れな場所をさすられると反対にイライラしてしまいます。役に立ちたいと思っている夫にとっても、的確に指示してもらう方が嬉しいはずですので、細かく指示してあげましょう。
へその緒を切ってもらう
産院によっては、立ち会い出産をした人にへその緒を切らせてもらえます。上の子の立ち会いがOKの産院であれば、子どもに切らせてもらえるところもあります。なかなかできない体験ですので、立ち会ってもらった夫への最後の仕事として任せてみると、責任感を持って切ってくれますよ。ただ、見た目は生々しいですし、切る時には多少血が出るので苦手な方にはおすすめしません。
まとめ
コロナ禍の現在は、産院によって立ち会いのルールが大きく異なりますし、社会情勢によっても変化するので、必ず確認しましょう。女性と違い、男性にとっては出産の瞬間が育児の始まりでもあります。始まりの瞬間に立ち会ってもらった方が、その後の育児への関心や振る舞いも変化します。お互いよく話し合って立ち会い出産について考えてみてくださいね。