もしかして産後うつ?気づいて!赤ちゃんを虐待しかけた私の体験談

特に初めての出産の場合、産後は思っていたよりもはるかに大変と感じる方が多いです。出産を終え傷もまだ癒えずボロボロの体で慣れない育児をしなければならず、ひどいと産後うつになってしまう方も。産後は数時間置きの授乳、細切れの睡眠、いつ泣き出すかわからない不安感、とても気が休まる暇がありません。暇さえあれば休みたいのが本音です。

 

産後うつになりました

私は1人目を出産したときに産後うつになってしまいました。

理由は先に述べた通り。何もしなくても涙が流れ、常に不安感に襲われイライラしたり悲しくなったり、とても不安定な状態で赤ちゃんのことも正直可愛いと思えませんでした。赤ちゃんを可愛いと思えないなんて母親失格。そう思い誰にもそんな胸の内を相談することも出来ず育児に追われる毎日にある日限界が訪れました。「このままでは赤ちゃんを虐待しかねない」そう感じたのです。そこでやっと自分に異常事態が起きていると気づきました。

実はそれまで自分自身では産後うつになっているなんて全く思いもよらなかったのです。

 

頭を抱え込む女性

 

日本子どもの虐待防止民間ネットワークへ相談

その後すぐに『日本子どもの虐待防止民間ネットワーク』にメールで相談をしました。

 

返ってきたメールの内容がこちらです(一部抜粋)

 

「子育ては365日、24時間、休みの無い重労働です。母親だって人間ですから休まないとやっていけません。休日にご主人にお子さんの世話をお願いしたりして、ご自身がリフレッシュする時間を作ることも考えてみてはどうでしょうか。ところで、〇〇さんは、今のモヤモヤした気持ちをご主人に話したことはありますか?お子さんは、お二人の大切な宝物です。子育ては母親だけがするものではないので、お子さんに関わることはご夫婦で話し合いながら協力していけるといいですね。既に参加されているかもしれませんが、お住いの市町の広報などに母子で参加できるイベントの紹介が載っています。月齢に合わせたプログラムもあるので、利用してみるのはどうでしょうか。あなた自身に新たな発見があるかもしれません。保健センターの電話相談(母子手帳に掲載されています)を利用してみるのはどうでしょうか。モヤモヤした気持ちは誰かに聴いてもらうと整理できたり、スッキリすることもあります。」

 

このメールを見て早速、夫や母に今がとてもつらいこと、赤ちゃんを可愛いと思えないことなど正直に話しました。話している途中に号泣してしまいましたが私の思いはそこで初めて周囲へ伝わり、そこから大きく気持ちが変化しました。

 

人に話すことで自分の中に溜まっていたストレスや不安が放出されたようでした。そこから少しずつ産後うつは改善していきました。

 

スマホを持つ人

 

産後うつが改善したきっかけ

あともう一つ、改善したきっかけがありました。

それは1人で外出したことです。

 

私は床上げまでの約1か月の間、外に出ることはほぼなく、平日は家で赤ちゃんとずっと2人きりでまるで世間から取り残されたような孤独感を感じていました。ですがある時買い物に行くために1人で外出したことがあったのですが。一気に出産前の日常に戻ったような気分に変わり、とてもリフレッシュできたのを覚えています。もし可能であれば赤ちゃんを預けて30分でもいいので1人で外に出てみることをおすすめします。何もしなくても太陽の日を浴びるだけでもストレス軽減になります。

 

他にも
・美容院や買い物へ行く
・Twitterやブログを書いて発信
・子育て支援センターへ行く
・子育てを完璧にしようと思わない
・産後ケア事業を利用する

 

コーヒーを持ち散歩する女性

 

産後うつにかかる人の特徴

 

産後うつにかかる方の多くは

・相談できる相手がいない
・一人で抱えこんでいる
・責任感がとても強い

・完璧主義

 

こんな特徴があげられます。

 

何よりも1人で抱えこまないのが一番です。もしかして産後うつ?そんな風に感じる前にパートナーや近親者、地域の自治団体や相談窓口にぜひ相談してみてください。

 

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