マタニティーマークはつけるべき?トラブル事例も
妊娠が発覚した頃、母子手帳をもらいにいくと一緒にマタニティマークがもらえます。しかし、現代においてこのマタニティマークを「つけるか否か」賛否が分かれている状況です。
マタニティマークは席を譲れアピール?
ネットでマタニティマークと検索をすると「マタニティマーク うざい」「電車 妊婦 図々しい」など、目を疑うような内容がずらっと並びます。もちろん、席を譲るという行為は望ましいものですが強要するものではありません。
そもそも何のためにつけるのか
■公共交通機関等を利用する際に周囲が妊産婦への配慮を示しやすくなるため
■体調不良やけがで倒れた時に妊娠していることがわかるように
決して見せびらかしたり、席を強要するためのものではありません。特に妊娠初期はつわりや貧血で体調不良を起こしやすいです。しかしお腹が大きくなるまでは周囲からは認知されにくいため、万が一の時を考え周りに気づいてもらえるようにマタニティマークは
身に着けておくべきものです。
実際に私の場合はつわりがかなり酷く、食べることはおろか水を飲むこともできずに脱水症状でフラフラで数歩歩けば倒れるレベルだったのでマタニティマークは必需品でした。それなら外に出ないで家で休んでればいい、電車やバスに乗るなという意見も耳にしますが、人には生活があり様々な事情があります。無理をして会社に通勤しなければならない、上の子の相手をしなければならない、
買い物や家事をしなければならないなど、家でずっと寝たきりでいるわけにいかない方がたくさんいらっしゃいます。
実際にあったトラブル事例
・歩道を歩いていると前からわざとぶつかって来られた
・電車やバスで嫌味や暴言を吐かれたことがある
・不妊治療中の先輩に「自慢のつもり?」と言われた
こういうトラブル事例はネット上に多くみられます。妊婦という弱い立場の人に対して攻撃的になってしまう人は必ず存在するからです。また、中には妊娠していないのに席を譲ってもらうためにマタニティーマークを悪用したり、『妊婦様』と揶揄されるような周りに過度な配慮を求めるような人がいるのも事実です。こういったことから正しく利用している妊婦に対しても嫌がらせやトラブルが起きてしまうのだと思われます。
ではつけない方が良いのか?
いいえ、私はつけるべきだと考えています。先に述べたように万が一があった時の「お守り」となるからです。トラブルに巻き込まれるのが怖いという気持ちは十分にわかります。しかし、実際には嫌がらせよりもはるかに多くの「優しい配慮」あります。私自身、電車で席をゆずってもらったことがあり、感謝の気持ちでいっぱいでした。
大切なのはお互いに思いやる心です。もし配慮をしてもらった場合はしっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。そうすることでお互いにいい気持ちで過ごすことが出来ます。
まとめ
マタニティーマークは賛否両論ありますが、急に体調が悪くなったり緊急な対応が必要な場合に「妊娠中である」ことを周囲へ示す大切な役割を果たしてくれます。もし、特に体調不良などがない場合は裏返しておいたり、かばんにしまっておく。通勤、退勤時のみつけていて、会社では外しておくなどの措置をとってもいいでしょう。マタニティマークに限らず、助けを必要としている人がいたら積極的に助け合える世の中であってほしいですね。