これって妊娠?それとも生理前?実際の体験談で解説

ハートを手に持ち比べる女性

 

女性はホルモンバランスの関係で体調の変化に敏感です。肌荒れや便秘といった体の不調から、イライラや憂鬱などの心の不調までさまざまです。しかし中には生理前の症状だと思っていたら妊娠してた!というケースも少なくありません。今回は赤ちゃんを望んでいる人にもそうでない人にも参考になるよう、妊娠初期の症状や生理前との違い、症状がまったく現れないまま妊娠していた人のエピソードもお伝えします。また、現在3人目妊娠中の筆者である私の体験談をもとにお伝えします。

 

妊娠初期ってどんな症状があるの?

考える女性

女性が妊娠したら体にどのような変化が現れるのでしょうか?自分の体の中に新しい生命が宿るのですから、心身にさまざまな変化があってもおかしくありません。よくある症状の中でも実際に私が体験したものをまとめました。

 

1)胸が張る

胸全体に張りと痛みを感じます。妊娠初期からバストサイズが1〜2カップ大きくなる人もいます。また乳輪が黒っぽく変化します。私は生理前もよく胸が張りますが、妊娠したときはその2倍程の張りと痛みを感じました。この異様な張りと痛みが最初に妊娠を疑うきっかけになりました。

 

2)強い眠気

黄体ホルモンの分泌により、体温を上げるため眠気が増します。睡眠不足でもないのに一日中ボーッとしたり、寝ても寝てもスッキリしない日が続きます。体が休息を求めているサインだと受け取って無理せず休みましょう。私も妊娠初期は非常に眠気が強く、可能な範囲で家事や仕事を諦めて眠る日がありました。合計すると1日10時間以上寝ていた日もあります。

 

3)気持ちが不安定になる

PMS(月経前症候群)でも主に見られる症状の1つです。原因もPMSと同じく黄体ホルモンの影響とされています。親になるプレッシャー、出産に対する不安、つわりによる体調の変化などがイライラや憂鬱な気持ちを増加させます。私もせっかく赤ちゃんがお腹に来てくれておめでたいはずなのに、素直に喜べず、これからの生活を考えては不安になる日が続きました。

 

4)下腹部痛膣の辺りがツーンと刺すような痛みが走ります。これは子宮が大きくなるために感じる痛みですので問題ありません。私は初めての妊娠時に時折痛みを感じました。2人目以降の妊娠では全く感じませんでした。

 

 

妊娠初期と生理前の症状に違いはある?

膨らんだお腹を触る妊婦

人の体はそれぞれなので、この症状があれば絶対に妊娠している!と断言はできません。しかし、以下の3つは生理前の症状ではなく、妊娠時特有のものですので参考にしてみてください。

 

1)高温期が続く

女性の体は生理周期に沿って低温期と高温期が交互に訪れます。本来は高温期が2週間程続いた後に、低温期になるタイミングで生理がやってきますが、妊娠した場合はそのままずっと高温期が続きます。これを調べるには専用の基礎体温計で毎朝自分の体温をチェックし記録する必要があります。基礎体温は普通の体温計では代用できません。少々面倒ではありますが、妊娠を希望されている人なら、毎日基礎体温を測ると妊娠を判断しやすくなります。

 

2)生理が止まる

一番オーソドックスで分かりやすい症状ではありますが、生理が止まる理由は妊娠以外にも多くありますので、判断を早まらないようにしましょう。

 

3)着床出血がある

着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床する際に起こる少量の出血のことです。おりものに混じっていたり、そもそも出血がない人もいます。生理にしては明らかに量が少ないなと思ったら着床出血だった!という話もあります。 私の場合、1人目の妊娠では着床出血がありましたが、2人目と3人目の妊娠では出血はありませんでしたよ。

 

どの症状もあくまで可能性の話なので、すべて当てはまったら妊娠確定!ということは決してないので、自己判断はやめましょう。気になる症状がある人は、市販の妊娠検査薬を使用したり病院を受診してみてくださいね。

 

妊娠初期症状がない人ってどんな人?

驚いている女性

さまざまな症状についてお話しましたが、中にはこれらの症状がまったく現れず、妊娠に気付かないまま赤ちゃんがすくすく成長していた!というケースもある様です。面白エピソードも交えてお伝えしますね。

 

1)もともと生理不順だった

生理が遅れがちだったり周期が一定ではないと、生理が止まっただけでは妊娠に気づかないケースもあります。私も生理不順で1か月以上来ないこともあるので、妊娠の判断は基礎体温と妊娠検査薬を頼っていました。

 

2)便秘だと思っていた

下腹部痛やお腹の張りを便秘だと勘違いして過ごしていたケースです。便秘は妊娠以外にもさまざまな要因で起こるので、まさか妊娠だったとは思わないでしょうね。

 

3)病気だと思っていた

腹痛や食欲不振、熱っぽさや怠さなど、それらすべてを病気だと思い込んでいたケースです。病院で検査して初めて妊娠に気づくこともあるでしょう。

 

4)仕事が忙しかった

仕事や子育てで忙しく、自分の体調の変化に向き合っていなかったため、妊娠に気付かなかったケースです。体調不良を感じても、日々のストレスだと勘違いしてしまうようですね。

 

5)もともと太っていた

もともとお腹が大きい人で体調の変化やつわりも無ければ、お腹が大きくなることもわかり辛いので、妊娠に気付きにくいようです。実際、お腹がとても痛くて病院へ駆け込んだら、そのまま出産!という大変レアなエピソードもあります。

 

 

色々な症状と重いつわりに悩まされた私にとっては驚きと少々羨ましくもある程ですが、妊娠に気付かないまま赤ちゃんが成長してしまうと、適切な時期に適切な検査が行えなくなることもあります。やはり可能な限り早い段階で赤ちゃんの存在に気付いてあげたいですね。

 

まとめ

微笑みながらお腹を触る妊婦

いかがでしたか?人の体が一人ひとり違うように、妊娠の症状も千差万別です。同じ母体でも1人目と2人目で症状がまったく変わることも珍しくありません。大事なのは、自分の体にしっかりと向き合うことです。いつもと何かが違うな…と思ったときに、この記事が参考になれば幸いです。

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