背中スイッチで赤ちゃんが寝てくれない…泣き出す原因と対策方法4選
長時間の抱っこで「やっと寝た!」と思っても、布団に置くとすぐに泣き出してしまう赤ちゃん。
低月齢の赤ちゃんを育てるママにとって、背中スイッチは悩みのひとつではないでしょうか。
背中スイッチを恐れて長時間抱っこしていると、ママもなかなか休めませんよね。
今回は、赤ちゃんの背中スイッチが起こる原因と、対策方法を4つ紹介します。
布団でしっかりと寝てくれることで抱っこの負担が減り、ママの自由な時間も確保できます。
かんたんにできるので、ぜひ参考にしてくださいね。
背中スイッチが起こる原因
抱っことの温度差や不安感
背中スイッチが起こる原因のひとつは、抱っこのあたたかさとつめたい布団の温度差です。
抱っこしているママやパパのあたたかい体温と、ひんやりした布団との温度差で目が覚めてしまいます。
赤ちゃんは些細なことにも敏感なため、すこしの温度差に驚いてしまうのです。
また、あたたかい抱っこから離れた不安感も泣いてしまうきっかけのひとつです。
体勢の変化による刺激
抱っこと布団に置かれたときの体勢が変わることで、背中スイッチが発動します。
抱っこされている体勢は、背中がなめらかなCカーブになっており、赤ちゃんが安心できる姿勢です。
しかし、布団での姿勢は背中がまっすぐに伸びてしまい、Cカーブをキープできません。
安心できる姿勢から変化した刺激や違和感で目が覚め、背中スイッチで泣いてしまいます。
深い眠りに入っていない
深い眠りに入っていないときに布団に置いてしまうことも、背中スイッチの原因のひとつです。
大人は深い眠りのノンレム睡眠が約75%、浅い眠りのレム睡眠が約25%のサイクルを繰り返しています。
しかし、赤ちゃんは1回の睡眠サイクルが短いため、浅い眠りであるレム睡眠の回数が多くなります。
眠りが浅いことで些細な刺激を感じやすく、すぐに目が覚めてしまうのです。
背中スイッチはいつまで続くの?
背中スイッチは生後6ヶ月前後に落ち着きはじめ、成長とともにおさまっていきます。
しかし、赤ちゃんの性格や成長によって個人差があります。
背中スイッチが全く発動しない赤ちゃんもいれば、1歳ごろまで続くケースも。
以下の対策を参考にしながら、成長を見守りましょう。
背中スイッチの対策方法4選
熟睡してから移動させる
背中スイッチを発動させないためには、赤ちゃんが熟睡してから布団へ移動させましょう。
抱っこで寝たと思っても、20分ほど待ってから布団への移動がおすすめです。
まぶたや手足がぴくぴく動いていると、まだ熟睡していない証拠。
抱っこの時間が伸びるとママの負担が増えますが、背中スイッチ攻略のためにグッと我慢しましょう。
温度差を少なくする
抱っこの体温と布団の温度差をできるだけ少なくすることもおすすめです。
赤ちゃんをタオルやおくるみで包んで寝かしつけ、そのまま布団に置くと温度差を抑えられます。
寒い時期は湯たんぽなどを使って、あらかじめ布団を温めておくことも効果的です。
赤ちゃんを寝かせるときはかならず湯たんぽを取り除き、やけどには十分注意しましょう。
お尻や頭からゆっくりと布団におろす
布団へ寝かせるときは、赤ちゃんの体をおろす順番に気を付けるのも背中スイッチ対策のひとつ。
背中が布団につかないように、お尻や頭からゆっくりと寝かせてそのまましばらくキープします。
赤ちゃんが眠っているのを確認してから、背中を置きましょう。
すこし時間がかかりますが、ゆっくりと移動させることで体勢が変わったことに気づきにくくなります。
おなかを密着しながら寝かせる
赤ちゃんとママが密着している、抱っこした姿勢のまま寝かせることもおすすめです。
手だけで布団へおろすのではなく、赤ちゃんとママのおなかを密着させたままゆっくりと布団へ移動させましょう。
布団に移動させたあともしばらくおなかや胸をくっつけておくことで、ママから離れた不安感を減らせます。
背中スイッチを発動させない!寝かしつけのポイント
アイテムを活用する
スムーズな寝かしつけのために、以下の入眠アイテムに頼ることもひとつの手です。
- おしゃぶり
- おくるみやスワドル
- 寝かしつけ用クッション
おくるみやスワドルはお腹の中にいた状態に近くなり、おしゃぶりは赤ちゃんが安心する効果があります。
背中スイッチの発動を減らすために、赤ちゃんが落ち着き、安心するアイテムを使いながら寝かしつけましょう。
しかし赤ちゃんによって相性があるため、まずはいろいろと試してみることがおすすめです。
ねんねルーティンをつくる
眠るまでの行動を毎日同じにして、「ねんねの時間」までをルーティン化しましょう。
ルーティン化することで、赤ちゃんが次の行動を予測できるようになります。
たとえば、「お風呂→スキンケア→ミルク→絵本の読み聞かせ→ねんね」など。
お風呂が終わってからは電気を暗めにして、徐々にねんねの雰囲気をだすこともおすすめです。
それぞれの生活スタイルに合わせて、かんたんなものからルーティン化してくださいね。
まとめ
赤ちゃんは些細なことにとても敏感で、体勢の変化やすこし温度差で背中スイッチが発動します。
なかなか布団で寝てくれず、長時間の抱っこは身も心も疲弊しますよね。
しかし、成長とともに抱っこで寝ることはなくなり、腕の中でスヤスヤと眠ってくれるのはきっと今だけでしょう。
背中スイッチをうまく対策しながら、余裕のあるときは今だけのかわいい赤ちゃん期を堪能してくださいね。