赤ちゃんの寝汗がすごい!理由と風邪をひかないための対策
暑い夏が終わり、涼しくなっても気になる赤ちゃんの寝汗。
「こんなに汗をかいて大丈夫なの?」
ママにとってはどんな些細なことも心配になりますよね。
とくに季節の変わり目は朝と夜の気温差もあるため、寒いと思って着せたパジャマが寝汗でびっしょり!なんてことも。
今回の記事では、赤ちゃんの寝汗が多い理由と対策をご紹介します。
赤ちゃんの寝汗が多い理由とは?
大人と比べて赤ちゃんの寝汗が多いのは、体温調節機能が未熟なことと、汗腺の密度が高いためです。
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、気温の影響を受けやすくなっています。
気温が高いとすぐに体温が上昇し、体温を下げるためにたくさんの汗を出す仕組みです。
とくに就寝時は体温を下げることで深い眠りへと導くため、汗をかきやすくなります。
また、汗を作る汗腺の数が大人と同じであることから、身体の小さい赤ちゃんは汗っかきに見えるのです。
「寝汗が多い」ことを心配する必要はありません。
赤ちゃんの寝汗対策
赤ちゃんの寝汗が気になるときは、睡眠環境を整えてあげることが大切です。
汗をかくことは良いことですが、汗をついたままにしていると肌トラブルや寝冷えに繋がります。
手軽にできる寝汗対策を3つ紹介します。
室温を調整する
赤ちゃんの寝汗がびっしょりのときは、室温が高いのかもしれません。
エアコンをつけている場合は設定温度を下げて調節し、室温を見直しましょう。
赤ちゃんにとって快適な室温の目安は、冬は20〜25℃、夏は外気より4〜5℃低い温度です。
しかし、汗が多くても風が直接赤ちゃんに当たるのはNG。
風向きを変えたり、扇風機の首振り機能を活用したりして、快適な室温になるよう気をつけましょう。
(参考:17乳幼児や高齢者の居住環境
汗を拭いて着替えさせる
汗でパジャマが濡れているときは、さっと汗を拭いて着替えさせましょう。
濡れたままにしていると身体が冷えてしまい、風邪に繋がる心配があります。
大人と比べて赤ちゃんは体温が高いため、ママやパパよりも薄着で問題ありません。
パジャマを厚着させるのではなく、掛け布団やスリーパーで調節すると着替えの手間を減らせますよ。
たっぷりの寝汗で風邪をひかないためには、汗で濡れたパジャマを放置しないことが大切です。
タオルや汗取りパッドを使う
タオルや汗取りパッドを活用することもおすすめです。
背中と衣類の間に挟んで汗を吸収する「汗取りパッド」が販売されており、タオルでも代用が可能です。
汗が気になるときにそっと取り替えるだけでいいので、寝ている赤ちゃんを起こす心配もありません。
布団のシーツが汗で濡れることもないので、衛生的にもうれしい方法です。
また、頭の下にタオルを敷く場合は、赤ちゃんの顔にタオルがかからないようこまめに確認してあげてくださいね。
まとめ
寝汗は体温調節を行なっている証なので、過度に心配する必要はありません。
とはいえ、寝苦しそうにしているときは睡眠環境を見直してあげることが大切です。
寝冷えや肌トラブルの対策をして、ママも赤ちゃんも快適な夜を過ごしましょう。